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医療保険の「女性特約」は必要なのか?対象の疾病や保障内容なども解説!

友人「医療保険の女性特約って付けたほうがいいの?オススメされてるんだけど」
 
20代後半の女性の友人に、医療保険の女性特約のことについて相談されました。
 
  • 女性特約は付けた方が良い特約なのか?
  • 具体的にどんな疾病で給付が受けられるのか?
  • そもそも女性特約って何?
いろんな疑問を投げかけられました。
 
女性特約は付けた方がいいのか?どんな内容のものを選んだらいいのか?
この記事では解説していきたいと思います!
 
 

女性特約とは

 
そもそも女性特約とは、女性特有の病気など(乳がん、子宮筋腫、異常分娩など)で入院した場合、基本の入院給付日額に給付金が上乗せされる特約です。女性特約の他に「女性疾病特約」「女性疾病入院特約」などと保険会社によって呼び名が違ったりします。
 
また、保険会社によって対象の疾病が異なったり手術給付金の額も上乗せされる保険会社もあるため、保障内容が掴みづらいややこしい特約ですが、月々300円程度の追加保険料で付けられるため、人気の特約の一つです。
 
よく勘違いされますが、女性特約を付けなくても基本の入院給付日額や手術給付金を受け取ることはできます。女性特約は、あくまで基本の給付額に上乗せされて給付金が受け取れる特約となっています。
 
 

女性特約で保障される疾病とは

 
友人「対象の女性疾病って例えばどんなものがあるの?」
 
さて、それでは女性特約の対象となる疾病にはどんなものがあるのか、見てみましょう。
 
※保険会社によって対象の疾病が違ってきます。ここに挙げる疾病は、全ての保険会社に当てはまるわけでは無いので、詳細は保険会社のパンフレットや約款、または保険会社や保険代理店などに確認をお願いします。
 

ほとんどの保険会社が対象としている疾病

 
以下の疾病は、大抵の保険会社が女性特約の対象としている疾病です。
もちろん、女性特約を付加していなくても基本の入院給付や手術給付金は受け取れますよ。女性特約で上乗せの給付が受けられるということです。
 
異常妊娠・異常分娩、産じょくの合併症
そもそも正常な妊娠や出産は、疾病に当てはまらないので女性特約だけでなく基本の給付も受け取ることができません。
しかし、妊娠や出産にまつわる疾病(異常妊娠・異常分娩)や産じょくの合併症などに罹り入院した場合などは、給付の対象になります。
 
例えば
  • 切迫早産
  • 妊娠中毒症
  • 重度の悪阻
  • 流産で終わってしまった出産
  • 子宮外妊娠
  • 帝王切開  等々
 
上記の他にも、吸引分娩や鉗子分娩なども給付の対象になることもありますが、医療的理由から行うことが必要で、公的な健康保険が適用されないと医療保険の給付対象にならないことが多いようです。
 
あとは、いわゆる双子の出産(多胎分娩)や微弱陣痛(陣痛が弱い)のため入院した場合なども、給付の対象になる可能性が高いことはあまり知られていません。もちろん、保険会社によって給付対象にならない場合もありますが、保険会社に確認してみる価値は十分にありますよ。
 
知人は微弱陣痛で入院し、陣痛誘発剤を使った出産をしたらしいですが、それで給付金を40万円ほど貰っていましたし!
 
その他にも、切迫早産により2ヶ月ほど入院された僕の元お客さんは、基本の入院給付とは別に、女性特約から30万円の給付を受けられました。
 
もちろん、女性特約がなくても給付金は受けられるんですが、今後妊娠を予定している人は特に女性特約はオススメです。
 
乳房や女性器の疾病
女性の象徴といえる乳房や、子宮や卵巣などの部位の疾病に罹った時も「女性特約」の対象になります。
 
例えば
  • 乳腺症
  • 子宮内膜症
  • チョコレートのう胞
  • 卵巣機能障害
  • 乳がん
  • 子宮がん
  • 卵巣がん
  • 卵巣摘出術
  • 子宮摘出術 等々
 

保険会社によっては、給付の対象となっている疾病

 
次に、保険会社によっては「女性特約」による給付金の上乗せ対象となる疾病の例を見てみましょう。
 
すべてのガン
実は最近、乳房や女性器以外のガンに罹患した場合でも、女性特約からの上乗せで給付を受けられる保険会社が増えています。ただし、上皮内ガン(軽度のガン)は対象としていないところもあるので、しっかりと確認しておくことは大切です。
 
乳房再建術
乳がんの影響で乳房を摘出した時など、自家組織や人工シリコンなどで乳房をつくりあげる手術をすることがあります。以前は一部の乳房再建術しか公的な医療保険(健康保険)の対象ではなかったのですが、2013年に乳房再建術が健康保険の適用となりました。
しかし、健康保険が適用となっても、金銭的な負担がゼロとなるわけではありません。
 
お金が掛かるために再建を諦める人も少なからずいますが、医療保険からも保険金は出ますし、女性特約で上乗せ給付の対象としている保険会社もあります。
 
その他、女性に多い疾病
女性特約は、女性特有の疾病だけでなく「女性が罹りやすい病気」も上乗せ給付の対象としている会社が多いです。
 
女性が罹りやすい病気の例としては
  • 甲状腺機能障害(バセドウ、橋本病)
  • 低血圧症
  • 尿管結石
  • 下肢の静脈瘤
  • 関節リウマチ
  • 鉄欠乏性貧血
  • 腎不全
  • 腎結石
  • 膀胱炎
  • 胆石症
  • くも膜下出血  
などが挙げられます。
 
もちろん保険会社によって当てはまる疾病が異なってくるので、気になる疾病がある方は、ちゃんと保障の対象になっているかどうか保険会社や保険代理店の人に確認しておきましょう。
 

特約は必要なのか?

 
友人「で、特約は付けたほうがいいの?どうなの?」

 

nakatatsu.hatenablog.com

 

こちらの記事でも書きましたが、僕自身、医療保険は「入院時・手術時のストレスを軽減するもの」だと思っています。

 

そのため、20代や30代の方には、「絶対に付けたほうがいい!」と僕は答えます。

 
というのも、2016年の女性の入院理由についてある保険会社が調べた結果、35歳未満の女性の入院理由の1位から10位は、全て女性特有の疾病によるものだったそうです。
 
若い人は特に入院の不安や手術の不安が大きくなりがちで、特にそれが「女性特有」の疾病だったら、不安や恐怖心はより高まります
 
なので、特に35歳未満で今後妊娠する可能性が高い人や、女性疾病に罹ったことがある親族を持つ人は、「絶対につけとけ!」と声を大きくしてオススメします。小柄の女性は、帝王切開になる可能性が平均身長の人と比べると高くなるので、余計に推してます。
 
あと保険料も安いので、とりあえず付けてみるのも一つの手ですよ。妊娠や出産の可能性がなくなって、必要なくなったと思うのであれば、特約を外すことだってできますしね。
 
 

オススメの医療保険はどれ?

 
友人「どこの保険会社の医療保険に付けるのがオススメ?」
 
もちろん、対象となる疾病の範囲が広い方が良いですが、その分保険料は高くなりがちです。ただ、対象の範囲も広いけど、保険料も割安という保険会社もありますし、女性特約の保険料は割安だけど、基本の保険料がちょっと割高になっている保険会社もあります。ここらへんが複雑な部分ですね。
 
僕個人の意見としては、女性特有のガンだけでなく全てのガンが対象となっていて、手術給付金も上乗せされる医療保険をオススメしたいと思います。
 
女性特有の疾病による手術は、女性の機能をなくすものもあるので、精神的にキツいこともあります。手術給付金を上乗せして、少しだけですがストレスを軽減して欲しいと思うからです。
 
もちろん、これは僕個人の意見なので絶対的なものではありません。
 
一番良いのは、複数の保険会社を扱っている代理店で「女性疾病に手厚いオススメの医療保険を教えてください」と営業の人に伝えて一緒に考えてもらうことだと思います。
 
一緒に考えてもらい、もしかしたら女性特約は必要ないという結論になるかもしれないですし、医療保険すら必要ないという結論に至るかもしれません。そこは相談してみないとわかりません。
 
ですので、自分が納得できる保険の入り方に出会えるまで、じっくりと考えてみてください。
 
あなたが真剣ならば、代理店の人も親身になって一緒に考えてくれますよ!
 
以上!