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なかたつブログ

ゆとり世代のFPが、FP的なことや思った事などを綴っていくブログ

個人賠償保険とは?どんな時に補償されるのか

保険 保険-損害保険

みなさんこんにちは、FPのなかたつです。

みなさんは、個人賠償保険に加入していますか?
子どもがいる家庭は、自動車保険や子どもの傷害保険などに特約として付けている人も多いかと思います。

それでは、どんな時にその保険が使えるかご存知でしょうか? この保険に入っているけれど、どんな時に補償されるか、しっかりと理解されている人は以外と少ない気がします。

例えば

  • 子どもが友人のメガネを壊してしまったとき
  • 他人の車に傷を付けてしまったとき

上記の事例は、場合によっては保険金が払われないことも十分にあります。

今日は、もう一度個人賠償保険について説明したいと思いますので、ぜひ最後までお読み頂き、参考にしてください。

※あくまで一般的な話をしますので、現在加入している保険に当てはまらない場合もあります。契約の保険のパンフレットや約款をよくお読みください。

 

そもそも個人賠償特約とは何を保障してくれるのか?

そもそも、個人賠償保険は

  1. 住宅の所有、使用または管理に起因する偶然な事故
  2. 被保険者の日常生活に起因する偶然な事故

による、他人の身体や他人の財物の損壊について法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害(損害防止費用、示談交渉費用、争訟費用等を含む)を補償する保険です。

簡単にいいなおすと、「他人の物や他人を傷つけてしまった場合の損害賠償金額等が補償される」と思っておいて大丈夫です。(正確ではないですが)
自転車で偶然におばあちゃんを轢いてしまった場合などの、損害賠償金額が補償されるという話は良く聞きますよね。

日本にいる時でも、海外にいる時(海外旅行中も含む)でも補償はされますが、「日本国内での補償金額は無制限だが、海外は1億円まで」というように補償金額が削減されたり、海外での事故は示談交渉を保険会社がやってくれない場合が多いです。

誰まで補償されるのか

自動車保険の代理店から「同居の家族まで補償されるので、ぜひ付けておいたほうがいいですよ!」と、個人賠償保険をオススメされた人も多いことでしょう。
自動車保険に特約を付加した場合は、その自動車保険

  1. 記名被保険
  2. 記名被保険の配偶者
  3. 記名被保険またはその配偶者の同居の親族(注1)
  4. 記名被保険またはその配偶者の別居の未婚の子(注2)

までが個人賠償特約の被保険者とみなされ補償されます。ですので、大学生で学校近くにアパートを借りている未婚の別居の子が、自転車で高齢者を轢いてしまった場合なども補償があったりするわけです。配偶者は婚姻していることが条件なので、内縁の妻は対象とはなりません。(自動車保険の運転者限定の場合は、内縁の妻も対象になる保険会社もあります。ややこしいですね)

ただ、ここで注意して貰いたいのが、記名被保険を中心に見られるという点です。
例えば、自動車保険の契約者がAさんで、記名被保険者をAさんの母親にしている場合は、Aさんの母親と別居しているAさんの子どもは対象に含まれず、補償が受けられないといったことも起こります。

契約者と記名被保険者が異なる自動車保険に個人賠償特約を付ける場合は、注意してください。

注1 6親等内の血族および3親等内の姻族をいう
注2 これまで婚姻歴がないこと

保険金が支払われない場合

事故のすべてを補償していたら、保険会社は潰れてしまいます。ですので、保険金支払われないという免責条件を保険会社は設けています。抜粋してご説明します。

故意に傷付ける場合

そもそも損害保険は、偶然な事故を対象としていますので、故意に物壊したり人を傷つける行動した場合は、もちろん補償は受けられません。

職務中の事故

個人賠償保険は、住宅か日常生活に起因する事故が対象になりますので、職務中の事故や職務に使う不動産が起因する事故は補償の対象外です。
例えば

  • 自転車で蕎麦を配達中に人を轢いてしまった
  • 屋外塗装中にペンキを落とし、通行人の服を汚してしまった
  • 店で出す料理の仕込み中に目を離してしまい、火をかけていた鍋から出火、隣接の家屋等へ燃え広がった(2016年糸魚川大火)

などは補償されないということですね。記憶に新しい糸魚川大火は、個人の料理の仕込み中であれば補償が受けられました
仕事中の損害賠償責任を補償する保険は別にありますので、個人事業主として仕事をされている人は検討してみてください。

同居の親族に対する損害賠償責任

同居の親族まで対象してしまうと、子どもがお皿を割ってしまった場合やテレビを壊してしまった場合も補償されてしまいます。モラル的な面と保険会社の経営的な面で、こちらは免責となっています。

損害の発生や拡大の防止をしない場合

事故は突発的かつ偶然に起こるものです。ですので、子どもがショッピングセンターで暴れ回っていて、他人のものを壊してしまった場合。子どもを止めなければ事故が起こることは十分に予見できるため、それをしなかったために保険金が支払われなかったり、保険金が削減されたりしますので、事故を予防する行動はしっかりと取ってください。

スポーツ中の事故

個人賠償保険は、損害賠償責任があることが条件になります。スポーツ中に接触して相手をケガさせてしまった場合は、一般的に損害賠償責任がないために個人賠償保険を使うことはできません。
ですので、子どもが友人と鬼ごっこ中に、友人の眼鏡に接触し壊してしまった場合などは、補償の対象外となってしまいます。
フットサル中に相手をケガさせてしまって、「故意ではないが重大な過失がある」として損害賠償責任を問われたというニュースがありました。事の顛末をみていないので確実ではないですが、あれは損害賠償責任があるとされたので、個人賠償保険を使用することができると僕は考えています。

身体に障害や物に損壊がない場合

他人の身体にケガや、他人の財物に汚損や破損などの損壊がない場合は個人賠償保険は使えません。
例えば、子どもが線路内に侵入してしまい電車を止めた場合は、電車遅れたことによる損害賠償請求をされる場合があります。ただ、実際に物の損壊や身体に障害がでていないため、個人賠償保険は使うことができません。

自動車が起因する事故

日常生活で使用している自動車であっても、自動車から起因する事故は個人賠償保険ではなく自動車保険を使う必要があります。
例えば、子どもが後方を注意せずに自動車のドアを開けたところ、小さい子どもにドアが当たりケガをした場合。一見すると個人賠償保険で補償できそうですが、自動車が絡んでいるので個人賠償保険は使えません。また、自動車の他に航空機や船舶に起因する事故も個人賠償保険は対象外になっています。

 

どの保険に付加すればよいか


さて、実際に特約付けたいとなったら、どの保険に付ければよいのでしょうか。

 

賃貸に住んでいる人は、すでに入っている可能性がある

賃貸でアパートやマンション等に住まれている人は、入居時に火災保険に入りませんでしたか?
入居の手続きの流れで火災保険の加入もするので覚えていないかもしれないですが、一般的な賃貸用の火災保険には「個人賠償特約」が付加されています。
ですので、自動車保険にも付けいている人は、補償が重複してしまいますね。

 

補償金額が無制限のものを選ぶ

補償金額は1億円から無制限まで商品があります。1億円でも補償金額足りると思いますが、重過失の火災事故を起こし、近隣の住宅を燃やしてしまった場合などは、1億円では足りない場合もあります。ですので、なるべく無制限のものを選びましょう。保険料もあまり変わらないですし。

 

示談交渉が付いているものを選ぶ

保険に示談交渉がついていないと、相手とあなたが直接示談交渉をしなければならなくなります。結構めんどくさく、弁護士等の助けが必要なことも多いです。
ですので、なるべく示談交渉もサービスとして付いている個人賠償保険に加入しましょう

 

よくある質問

個人賠償保険に2重に入っている場合はどうなるの?


例えば1億円の損害賠償をしなければならない時、1億円が限度の個人賠償保険に2つ入っていたとすると、片方からしかでません。損害を超える金額はお支払できないためです。
じゃあ、全くの無駄かというとそうでもなく。2億円の損害賠償をしなければならない時は両方からでます。ただ、やりとりは結構めんどくさいので、無制限に一本入っておくのが一番いいと思います。