なかたつブログ

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車のドアが隣の車に当たってしまった時はどうすればいいのか?使うのは自動車保険?それとも個人賠償保険?

 

今日は、駐車場等で 車のドアを隣の車にぶつけた時の保険について取り上げました。

この記事を最後まで読んでいただくと、どの保険で対応するべきかがわかります。

是非最後までお読みいただき、よかったらシェアとフォローをお願いします!

 

自動車保険を使うのか、自腹で払うのか

通常、停車中の隣の車にドアをぶつけた場合、ドアの修理費を支払わなければなりません。

金額はまちまちですが、5万円以上は覚悟しておいた方がいいです。もちろん、相手が高級車だったり、激しく損傷している場合は何十万という金額も十分ありえます。

 

任意の自動車保険に入っている場合は、もちろん自動車保険を使用することが可能です。相手の車を傷つけた場合は、対物補償ですね。車両保険に入っている場合は、自分の車両も直せます。

 

ただ、問題なのは自動車保険を使えば、保険料が上がってしまうこと。

 

補償の内容や、等級、自動車等によって異なりますが、10万円以下の修理費であれば自動車保険を使わずに、自腹で払った方が安上がりになるケースが多いように感じますね。

 

もちろん、保険会社に聞いてみて下さいね!!人によって全然違うので!!

 

3年契約などの、長期契約している人なんかは自動車保険を使った方が良い場合も多いですし、自分の車も一緒に修理する場合なんかは使った方が良かったりします。

 

子どもがやった場合は個人賠償保険を使えないの?

子どもはやりがちですよね。風に煽られずとも、普通の開閉でも隣の車にぶつけちゃったりします。親としては「ええ加減にして!!」って感じですよね。

 

あれ?これって個人賠償保険使えないの?ほら、自動車保険に付けたやつ!

 

 

と、誰もが一度は考えますが、

残念ながら使えません(泣)

 

個人賠償保険は、自動車に起因する事故は免責(補償が受けられない)のです。自転車で隣の車を傷つけた場合なんかは補償されるんですけどねー。自動車はダメです。

 

nakatatsu.hatenablog.com

 

なので、自動車保険を使用するか自腹で払うしかありません。

 

自分の車に搭乗している他人がぶつけた場合は?

子どもの友人を一緒に乗っけている時、自分の子どもではなく子どもの友人(つまり他人)が隣の車をぶつけた場合はどうか?

子どもの友人の個人賠償保険が使えるのではないか?と考えますよね。

 

実はこれも個人賠償保険は使えません。

理由は同じく、自動車に起因する事故だからです。

 

この場合は自分の子どもではないので、基本的な賠償責任は子どもの友人(の親)にあるでしょう。ただ、一緒に乗っている大人があなた1人だけの場合、監督責任としてあなたにも賠償責任を問われる可能性あるかもしれません。

具体的な判例をみていないですが、可能性は十分ありそうなので、子どもの友人といえど「ドアを開ける時は気を付けて!!」とキツく言っておきましょう。

 

他社運転特約は使えるか?

他社運転特約とは、個人契約の自動車保険にはほとんど自動で付加されている特約で、他人の自動車を借用して運転しているとき、その車を契約の車とみなしてくれる特約です。なので、自分が被保険者の自動車保険がある人は、友人の自動車を借りて運転している時に事故をした場合、友人の自動車保険を使わずに自分の自動車保険を使用することができるというわけです。自分の自動車保険の等級は下がってしまいますが、友人の自動車保険の等級はもちろん変化なしです。

 

この他社運転特約を踏まえて考えて欲しいのですが、

 

例えば、友人の自動車に一緒に乗らせて貰っており、あなたが駐車場にてドアを隣の車にぶつけた場合。あなたの自動車保険の他社運転特約を使って、友人の車と隣の車の補償とかできそうな気がしますよね?僕はできると思っていましたが、

 

実はこれも、補償対象外なんです。他社運転特約は使えません。

この場合は、友人の自動車保険を使用するか、あなたが自腹で賠償をしなければならないわけです。

 

なぜか、他社運転特約は停車中の事故は免責(補償の対象外)になっているからです。見事に補償対象外ですね。じゃあ、動いてればいいの?って、動きながらドアを開けたらそれはまた別の問題が発生するので、ドアは停車してから開けましょうね。

 

おわりに

 

さて、ドアが隣の車に当たった時の保険についてご理解頂けましたでしょうか?

ちょっと接触しただけで、一見たいしたこと無いような傷でも、修理代は何万円もかかったりします。

ぜひ、運転だけでなく車からの搭乗の時にも気をつけて頂きたいと思います。

 

ちなみにこんな記事も書いてます。

nakatatsu.hatenablog.com

個人賠償保険とは?どんな時に補償されるのか

みなさんこんにちは、FPのなかたつです。

 

今日は、個人賠償保険について書いていきたいと思います。最後までお読み頂くと、個人賠償保険についてご理解頂けると思います。

ぜひ、最後までお読み頂き、参考にしてください。

 

※あくまで一般的な話をしますので、現在加入している保険に当てはまらない場合もあります。契約の保険のパンフレットや約款をよくお読みください。

 

そもそも個人賠償責任保険特約とは何を保障してくれるのか?

そもそも、個人賠償保険は

  1. 住宅の所有、使用または管理に起因する偶然な事故
  2. 被保険者の日常生活に起因する偶然な事故

による、他人の身体や他人の財物の損壊について法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害(損害防止費用、示談交渉費用、争訟費用等を含む)を補償する保険です。

簡単にいいなおすと、「他人の物や他人を傷つけてしまった場合の損害賠償金額等が補償される」と思っておいて大丈夫です。(正確ではないですが)
自転車で偶然におばあちゃんを轢いてしまった場合などの、損害賠償金額が補償されるという話は良く聞きますよね。

日本にいる時でも、海外にいる時(海外旅行中も含む)でも補償はされますが、「日本国内での補償金額は無制限だが、海外は1億円まで」というように補償金額が削減されたり、海外での事故は示談交渉を保険会社がやってくれない場合が多いです。

誰まで補償されるのか

自動車保険の代理店から「同居の家族まで補償されるので、ぜひ付けておいたほうがいいですよ!」と、個人賠償保険をオススメされた人も多いことでしょう。
自動車保険に特約を付加した場合は、その自動車保険の

  1. 記名被保険
  2. 記名被保険の配偶者
  3. 記名被保険またはその配偶者の同居の親族(注1)
  4. 記名被保険またはその配偶者の別居の未婚の子(注2)

までが個人賠償特約の被保険者とみなされ補償されます。ですので、大学生で学校近くにアパートを借りている未婚の別居の子が、自転車で高齢者を轢いてしまった場合なども補償があったりするわけです。配偶者は婚姻していることが条件なので、内縁の妻は対象とはなりません。(自動車保険の運転者限定の場合は、内縁の妻も対象になる保険会社もあります。ややこしいですね)

ただ、ここで注意して貰いたいのが、記名被保険を中心に見られるという点です。
例えば、自動車保険の契約者がAさんで、記名被保険者をAさんの母親にしている場合は、Aさんの母親と別居しているAさんの子どもは対象に含まれず、補償が受けられないといったことも起こります。

契約者と記名被保険者が異なる自動車保険に個人賠償特約を付ける場合は注意してください。

注1 6親等内の血族および3親等内の姻族をいう
注2 これまで婚姻歴がないこと

保険金が支払われない場合

事故のすべてを補償していたら、保険会社は潰れてしまいます。ですので、保険金支払われないという免責条件を保険会社は設けています。抜粋してご説明します。

故意に傷付ける場合

そもそも損害保険は、偶然な事故を対象としていますので、故意に物壊したり人を傷つける行動した場合は、もちろん補償は受けられません。

職務中の事故

個人賠償保険は、住宅か日常生活に起因する事故が対象になりますので、職務中の事故や職務に使う不動産が起因する事故は補償の対象外です。
例えば

  • 自転車で蕎麦を配達中に人を轢いてしまった
  • 屋外塗装中にペンキを落とし、通行人の服を汚してしまった
  • 店で出す料理の仕込み中に目を離してしまい、火をかけていた鍋から出火、隣接の家屋等へ燃え広がった(2016年糸魚川大火)

などは補償されないということですね。記憶に新しい糸魚川大火は、個人の料理の仕込み中であれば補償が受けられました
仕事中の損害賠償責任を補償する保険は別にありますので、個人事業主として仕事をされている人は検討してみてください。

同居の親族に対する損害賠償責任

同居の親族まで対象してしまうと、子どもがお皿を割ってしまった場合やテレビを壊してしまった場合も補償されてしまいます。モラル的な面と保険会社の経営的な面で、こちらは免責となっています。

損害の発生や拡大の防止をしない場合

事故は突発的かつ偶然に起こるものです。ですので、子どもがショッピングセンターで暴れ回っていて、他人のものを壊してしまった場合。子どもを止めなければ事故が起こることは十分に予見できるため、それをしなかったために保険金が支払われなかったり、保険金が削減されたりしますので、事故を予防する行動はしっかりと取ってください。

スポーツ中の事故

個人賠償保険は、損害賠償責任があることが条件になります。スポーツ中に接触して相手をケガさせてしまった場合は、一般的に損害賠償責任がないために個人賠償保険を使うことはできません。
ですので、子どもが友人と鬼ごっこ中に、友人の眼鏡に接触し壊してしまった場合などは、補償の対象外となってしまいます。
フットサル中に相手をケガさせてしまって、「故意ではないが重大な過失がある」として損害賠償責任を問われたというニュースがありました。事の顛末をみていないので確実ではないですが、あれは損害賠償責任があるとされたので、個人賠償保険を使用することができると僕は考えています。

身体に障害や物に損壊がない場合

他人の身体にケガや、他人の財物に汚損や破損などの損壊がない場合は個人賠償保険は使えません。
例えば、子どもが線路内に侵入してしまい電車を止めた場合は、電車遅れたことによる損害賠償請求をされる場合があります。ただ、実際に物の損壊や身体に障害がでていないため、個人賠償保険は使うことができません。

自動車が起因する事故

日常生活で使用している自動車であっても、自動車から起因する事故は個人賠償保険ではなく自動車保険を使う必要があります。
例えば、子どもが後方を注意せずに自動車のドアを開けたところ、小さい子どもにドアが当たりケガをした場合。一見すると個人賠償保険で補償できそうですが、自動車が絡んでいるので個人賠償保険は使えません。また、自動車の他に航空機や船舶に起因する事故も個人賠償保険は対象外になっています。

 

どの保険に付加すればよいか


さて、実際に特約付けたいとなったら、どの保険に付ければよいのでしょうか。

 

賃貸に住んでいる人は、すでに入っている可能性がある

賃貸でアパートやマンション等に住まれている人は、入居時に火災保険に入りませんでしたか?
入居の手続きの流れで火災保険の加入もするので覚えていないかもしれないですが、一般的な賃貸用の火災保険には「個人賠償特約」が付加されています。
ですので、自動車保険にも付けいている人は、補償が重複してしまいますね。

 

補償金額が無制限のものを選ぶ

補償金額は1億円から無制限まで商品があります。1億円でも補償金額足りると思いますが、重過失の火災事故を起こし、近隣の住宅を燃やしてしまった場合などは、1億円では足りない場合もあります。ですので、なるべく無制限のものを選びましょう。保険料もあまり変わらないですし。

 

示談交渉が付いているものを選ぶ

保険に示談交渉がついていないと、相手とあなたが直接示談交渉をしなければならなくなります。結構めんどくさく、弁護士等の助けが必要なことも多いです。
ですので、なるべく示談交渉もサービスとして付いている個人賠償保険に加入しましょう

 

よくある質問

個人賠償保険に2重に入っている場合はどうなるの?


例えば1億円の損害賠償をしなければならない時、1億円が限度の個人賠償保険に2つ入っていたとすると、片方からしかでません。損害を超える金額はお支払できないためです。
じゃあ、全くの無駄かというとそうでもなく。2億円の損害賠償をしなければならない時は両方からでます。ただ、やりとりは結構めんどくさいので、無制限に一本入っておくのが一番いいと思います。